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プログラミング言語やソフトウェア開発について思ったことを書いてます

【感想】マンガでやさしくわかるアドラー心理学

 

 

マンガでやさしくわかるアドラー心理学

マンガでやさしくわかるアドラー心理学

 

読書の経緯

おすすめ本ということで近しい人に借りました。

感想

マンガと文章のハイブリッド構成です。

マンガを読む → 解説(文章) → マンガを読む と繰り返します。

解説を通して理解を深めながら読み進めることができます。

2-3時間あれば読めてしまいます。

 

一度読んだ後に日常生活を過ごしてしばらくしてからまた読むと効果的なんじゃないかと思った。また読んでみようと思う。

 

アドラー心理学に興味があるけど難しそう・・・という方は

とりあえずこの本から始めてはいかがでしょうか?

 

メモ

いくつか、心に残ったことをメモ。

・勇気づけ

  → 「ほめる」とは違う。(叱咤激励とも違う)

     「ほめる」は上からの目線があり、対等ではない。

  → 自分・他人に対して困難を克服する活力を与えることらしい。 

    具体的にはどうすれば・・・? 

    いまいちしっくりこないが、少しここは考えてみようと思う。

  → ネガティブな人はポジティブへ、ポジティブな人はよりポジティブへ 推進することができる。

 

・過去指向から未来志向への転換(よりポジティブへ)

 原因を追求(犯人探し)をしても何も改善しない。

 未来を見て、僕たちはこれからどうすればいいんだろう?

 ポジティブにいこうぜ! と考えを変えること。

 

・人はみんな主観というフィルターを通して世界を見ている。

 → 同じ事実を共有(旅行やイベントなど)したとしても感じることは十人十色。

   当たり前のことかもしれないが、自分となぜ考えが同じでないのかと考えてしまうことはある。だが、考えが異なることは当たり前のこと。受け入れよう。

 そして、相手の立場・目線になって考えることで相手を理解できるかもしれない。

 

・短所は表現を変えれば長所!

 

・私は物語の主人公である。私の物語は自分の意志と選択によって形成される。

 もちろん、生まれた環境・育ちやハンディキャップによってみんなスタートラインは違うかもしれない。しかし、それを悔やんでも仕方ない。だって変えられないもん。

 ただし、これからの人生は変えていける。自分で作っていける。

 → 「自律」に近いかもしれない。

 他律や他責ではなく、自分の意志で選択し決定していくことだ。

 

・怒りは二次感情。

 → 怒りの発生原因は、一次感情となる別の感情(悲しみ、落胆、残念など)。

 

・身に付くまでの流れ

 わかる→できるようになる→身に付く

 ※昔、フィギュアスケーター羽生結弦さんがCMでこんなこと言ってたことを思い出した。

 できないことは、練習してできるようになる。できるようになったら、何度でもできるようになる。何度でもできるようになったら・・・ という内容。

 

・習慣化(継続)するまでの流れ

 やってみようと思う(決断) → やってみる(見切り発車OK) → 続ける(長く続けることが大事。毎日やる必要はない。気軽に続けよう。)

 

・自覚して器用にできるようになる。

 無意識になんとなくできる。 → 実際に取り組むとできるけど違和感がある。 → 続けているとなじんでくる。

 ※新しいプログラミング言語を習得し始めのころの感覚に近いかもしれない。経験のあるオブジェクト指向系や命令型言語の場合は、なんとなくできてしまうけど違和感でいっぱい。その後、詳細な仕様や言語特有のイディオムや作法を覚えていくうちにだんだんと手に馴染んでくる感覚が出てくる。

 

※身に付くまでの流れ、継続するまでの流れ、自覚して器用にできるようになるは

 守破離の考えに近い気がする。

 → まずはマネてみる → 完璧にできるようになったら、少しやり方を変えてみる。 → 自分なりのやり方を見つける。

 

★4つの大事なワード 

・尊敬

 だれでも等しく敬うこと。(性別、国籍、学歴など関係ない)

・信頼

 無条件に信じる。

・協力

 一緒に問題解決に取り組むこと。

・共感

 相手の立場・目線になって考えること

 

 

 

マンガでやさしくわかるアドラー心理学

マンガでやさしくわかるアドラー心理学

  • 作者:岩井 俊憲
  • 発売日: 2014/07/04
  • メディア: 単行本