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プログラミング言語やソフトウェア開発について思ったことを書いてます

【感想】スモール・リーダーシップ

最近きになる書籍があって、読みました。

「スモール・リーダーシップ」という本です。

あとで内容を再確認できるように軽くまとめておく。

スモール・リーダーシップ チームを育てながらゴールに導く「協調型」リーダー

書籍のターゲット

著者はIT業界の人と思いますが、業界は特に関係なく全ての業界の小チームのリーダーの人、なったばかりの人がターゲットです。 またそこに属するメンバーにも読んでもらいたい良書だと思います。

と思われる。

小チームとは8人くらいまでのようだ。

結論から先に

平易な文章で書かれているため、読みやすかった。 良書だと思います。

ぜひ、みんなにオススメしたい

気になったキーワードをまとめてみる。

  • リーダーの振る舞い
    • サーバント型リーダー
    • 調停役
    • メンバーが自律的に行動。
  • リーダーの役割
    • チームとして成果を最大化 ... プロジェクト、スケジュール管理など
    • チームメンバーの成長を最大化する
  • 凡事徹底。規律の醸成。メンバへの敬意
  • 会議でホワイトボードは積極的に使う。 - > フレームワークの利用
  • 様々な場面で効果フレームワークを適用し、抜けなく漏れなくする。
  • 図解力
  • 議事録は残そう

フレームワーク

論理的思考

  • 網羅性、整合性

抽象 -- > 具体化

例示(for example) 対置(exclusion) 包含(inclusion) 等価(equation)

問題解決

その1

  • 現状 / 前提(制約条件など)
  • 目的・目標
  • 課題
  • 解決策

課題と解決策は分けて議論した方が良さそう。

その2

  • 仮説
  • 検証

図解

  • 静的構造
    • 家の間取り図のようなもの
    • ER図, クラス図、etc
  • 動的構造(時間軸に沿った変化)
    • 新聞の番組欄のようなもの
    • シーケンス図

自身に置き換えて考えてみる。

現状

  • 小チームのリーダーとなり1年近く経過しました。
  • 新規にプロジェクトが立ち上がろうとしており、今のチームを離れて新しいチームのリーダーとして活動が始まっております。

そこで、この一年間を振り返る、見直そうと思っていた矢先にこの本に出会いました。

私は、IT業界でエンジニアとして従事しており、開発チームのリーダーの立場です。 これまで従事していたプロジェクトのエンジニアチームは、私を含めて2-4名。企画も入れると最大8名程度のプロジェクトチームです。

どちらかと言うと支配型の要素が強いリーダーだったかも知れません。 上司からももう少しチームメンバーに自律性を育むような体制になればとても良さそうだと言われたことがあります。

目的・目標

サーバント型のリーダーになるにはどうしたら良いか?

課題

ある日から突然、完全サーバント型に切り替わって(人が変わったような)しまうときっと混乱を招くだろうと思います。 指示を出さない上司、指示待ちの部下と言う構図は悪循環になります。

解決策

焦らずにチームメンバーの自律性を時間をかけて育んで行くことを目標とする。

そのためには、仕事一つひとつに問題意識を持って自然と行動できるチームに少しずつ変えて行ければ自然と自律性は醸成されるのではないかと思う。 問題意識を持つためには、仕事の目的・意義などについて1件1件丁寧に考察を繰り返していくことが良いかも知れない。 また、チーム内で改善提案をより発言・受け入れられやすい態勢にして行くことが必要だろう。

そうすれば徐々に変わって行くと思う。 至極当たり前のことだけど、これを徹底することが必要なんだろう。