【感想】Webを支える技術
読書経緯
機械メーカーのソフトウェアエンジニアからIT業界のWebエンジニアへ転職。 研修の中でご推薦書ということで、現職の先輩社員からのご推薦(借りた)。
読書期間
2週間
感想
副題にも記載している通り、HTTP,URI,HTML,REST に関する説明およびWebサービスの設計指針について記載。
特定のプログラミング言語やデータベースなどについては触れらていない。 これからWebサービスを開発する入門者向けの書籍としても良いかもしれない。当方は、まさにその状況で読んだ。
WEBサービス開発は未経験の私にとっては、少々難しい印象を受けた。
しかしながら、 RESTやURI,HTTPなどについての基本的なこと。 設計するにあたって意識することが多少分かった気がする。
名言?
「WebサービスとWebAPIは分けて考えない。」
上記の言葉が何度も登場していた。
メモ
【感想】20代で始める大好きなことの見つけ方
【感想】トヨタで学んだ「紙一枚!」にまとめる技術
購入経緯
書籍の帯に思考整理法 と書いてあったので気になった。
読書期間
2-3時間
紹介
若手~中堅社会人の方にオススメ。
「紙1枚」にまとめる技術について紹介。
その技術というのは思考整理法のことである。
それは次の3ステップからなる。
- 整理
- 考えをまとめる
- 伝える
これらについて具体的にどうすればいいのか?が記載されている。 即効性が高い目から鱗な書籍なんじゃないかなと思う。
フレームワークとしては下記の2点が紹介されている。(著者オリジナル)
- エクセル1
- ロジック3
紙一枚というのはA3 or A4 のことのようです。
紙のレイアウトも記載しているが、思考整理法が秀逸。
感想
他のビジネス書にも記載されていることが多く記載されている印象。
それだけ重要なことなんだと思う。
結果(紙一枚)よりも思考プロセスが非常に参考になる。
かなり具体的な方法が記載されているため、とりあえず試すことができる。
個人的には「整理」のフェイズで使用する「エクセル1」と呼んでいるフレームワークが簡単で良い。
ひとりブレインストーミング的に使える。
手始めの「アイディア出し」の段階で重宝しそうである。
- 作者:浅田すぐる
- 発売日: 2015/02/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
【感想】ワンランク上の問題解決技術
読書経緯
本書で紹介しているファンクショナル・アプロ―チとはどういうものか気になった。
読書期間
2日間
紹介
著者は建設コンサルタントをされている方のようです。 ファンクショナル・アプローチなる手法を用いて大幅なコスト削減などを達成できたそうで その実績・経験に基づいてこの手法の実践的な使い方を紹介。
技術畑出身の方にとっては理解が早いと思います。 技術系ではない方にとっては視点の切り替えが必要なので難解に感じるかもしれません。
特にモノづくりをされている若手~中堅エンジニアの方にオススメしたいです。
職場の同僚や上司に読んでもらいたかった・・・・。
この本に出会うのがあと2-3年早かったら・・と思うとなんだか悔しい限りです。
日々の業務で「小手先」「場当たり的」な改善ばかりでは劇的な改善はできません。
ファンクショナル・アプローチとは?
問題解決のための手法の一つ。
見かけの現象や手段に惑わされずに、対象の機能面(本質的な目的)を見極める。
それは何のため、誰のため(に存在するのか)? を追求し改善点を探る手法。
英語ではValue Analysis Functional Approach と言うらしい。
そもそも問題解決とはどうやって行うのだろうか?
著者はI・S・S・U・E分解と呼んでいる。
問題解決のプロセスを分解すると5つに分解することができると語っている。 問題解決は下記のプロセスに沿って行う改善活動と考えて差支えなさそうだ。
- Identification --- 問題解決の認識
- Specification --- 改善点の特定
- Selection --- 解決手段の選択
- Utilization --- 解決手段の適用
- Evaluation --- 改善効果の評価
ファンクショナル・アプローチは、そのうちのStep1,2で使う手法の一つ。
一言でいうと、ファンクショナル・アプローチは『問題点を分析する技術』かな。
著者のコンサル業務の規模を考えると比較的大規模な改善に特に有効。 根本的に見直しをする際のアプローチとしてぜひ活用したい技術である。 もちろん自分のやりたいことの本質を見つけるためなどの日々の生活にも役立つ技術である。
GE社の「Lawrence Delos Miles」氏が提案したアプロ―チらしい。
書籍には実例を交えて1-5の全ステップを通してのやり方・考え方が記載されています。
いろいろな問題解決方法
- 仮説検証法
- 品質管理法 (トレーサビリティ)
- (e.g.) 生産工場のラインで使われている。
- 情報分析法 (データ・マイニング法)
- 類型置換法 (テンプレート、モデル化)
- 機能分析法 (ファンクショナル・アプローチ)
思考のプロセス
イメージ
- 見た目を分析→本質を見極めること。 - 見た目の現象(=外側)の把握 → 本質(=内側)の把握 - 細部を理解 → 全体の理解
- 問題点(≒事実)を書き出す
- 手段から発生する現象を把握する
- 問題点が発生している機能(=システム)を実現する仕組みを理解する。
- 問題点が発生している機能(=システム)が提供する(本質的な)目的を考える。
- 目的を実現するための理想の改善案を考える。
- ブレインストーミング
- グルーピング
- etc ...
※今まで行われていた"常識"、"当たり前のこと"から脱却することが重要である。
本質的な目的に到達したら、次は改善案のアイデア出し段階。 以降は一般的なモノなんじゃないかと思う。
感想
ファンクショナル・アプローチは技術畑から生まれた問題解決技術。
当方、エンジニアリング業務を長年やっているのだが、この考え方は非常にしっくりくる。
常にできているか?というと微妙なところ。まだまだ修行中の身。
というのも、これまでの職場では「対象の原理・原則を理解して設計する」ことを大切にしており本来どうあるべきか?が話されていた。
実際は、諸々の理由で「理想」の形にできず妥協案を探ることになる。
著者のような大規模プロジェクトではないが、日々の業務で「これは何のため?(=目的)」を意識することで このような考え方は習得可能で精練できると思う。
できるようになるためには、 「これは何のため?」問答を日々の生活の中でも続けることが重要だと著者も語っている。
これまでと同じ業務であっても考え方を変えるだけで、さらにレベルアップできると思う。 頑張っていきたい。
どうやら、著者はファンクショナル・アプローチのワークショップや講演会を行っているようだ。 機会があれば話を聞いてみたいところです・・・。
参考URL
ワンランク上の問題解決の技術《実践編》 視点を変える「ファンクショナル・アプローチ」のすすめ
- 作者:横田 尚哉
- 発売日: 2008/07/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
【感想】「わかる」とはいったいどういうことか?
「わかる」とはどういうことか ――認識の脳科学 (ちくま新書)
読書理由
仕事やプライベートでの勉強などを通して、より効率的に問題解決や勉強するため。
期間
2日
感想
「わかる」とはどういうことなのかを脳に障害を持つ方々の診断(臨床医)をされている方が書いている。
そのため患者さんの事例を出しての説明が多い。
普段読んでいるビジネス書、自己啓発本とは異質な内容。難しい。
わかるの定義
- 「わかる」とは「分かつこと」。
- つまり分類すること。
- 区別(違いが分かり)して、同定(過去の記憶を参照し対象を特定)すること。
- 「わかる」は基本的に主観。
- たとえ間違っていても「わかった」となることもある。
- 「わかる」は心が「もやもや」な状態から「すっきり」すること。
要点は下記の3点。
- 「わかる」の分類
- 「わかる」ために必要なこと。
- どうやって「わかった」か?
「わかる」の分類
- なんとなくわかる(検討がつく。全体像)
- 整理してわかる(分類)
- 説明してわかる(話の論理が通るとわかる、時間的なつながりでわかる)
- e.g) 風が吹けば桶屋が儲かる
- 空間上の関係がわかる
- e.g) サッカー、野球などのボールの飛んでくる位置がわかるなど
- 仕組みがわかる
- e.g) 「自然の理」などの自分の外にあるもの。
- 規則(ルール)に当てはめてわかる。
- (5.)によって発見された先人の知恵など
- 規則は一つに限らない。複数の場合もある。
「わかる」ために必要なこと
- 前提となる知識
- 「わからない」ところと「わかる」ところを区別できる。
- 複数の情報のつながりをつくる。
- 時間的な流れ。全体の流れ。大局観
どうやって「わかった」か?
- 直感的にわかる
- 神が降臨する。(実際には無から有が生まれるわけではなく、自身の内の無意識の領域から答えが引き出される現象のようだ。)
- e.g) 物理学者:湯川博士の話。
まとまるとわかる
- ひとつひとつでは分からないが、時間の流れ(手順)や群れ(カテゴリ)にまとめるとわかる。
規則(ルール)を発見する
- e.g ) 心理テスト:カード分類法
- e.g ) クローゼットの洋服が色の濃淡順に並んでいることを発見する。
置き換えるとわかる
- e.g ) たとえ話
- e.g ) 知っている「ことがら」(=知識)で説明することでわかる。
どうやって活かすか?
独学による活かし方
条件
あたらしいことを習得したい場合を想定する。
大量のインプット
- 関連する用語を知る。
- 図解された絵をたくさん見る
- 体系的にまとめられている書籍などの読書。
アウトプットによる知識の構築
- 自力で図解する
- 自分の言葉で説明してみる。
- 全体の流れを知る。手を動かしてみる。
- 料理やプログラミングなら実際にやってみる。
- 手や体を動かすことで、身体で覚える。
メモ
一度だけのインプット・アウトプットでは定着しない。 何度も繰り返して「慣れる」ことで、長期記憶に定着させる。
細部(Detail)と全体の流れ(Outline)の両方を意識して勉強をすることで 「木を見て森を見ず」といった現象にならないようにする。
LINE 機種変更時のトーク引継ぎ
概要
表題の通り、機種変更をした際のLINEのトーク引継ぎの手順についての備忘録。
確認環境
手順
基本的に参考URLの通りで実現可能。
- 旧機種でLINEを起動し、トークごとにバックアップをおこなう。
- 新機種で任意のユーザーを選択し、トーク画面を起動し(1.)と同様にバックアップする
- LINEのバックアップディレクトリ(LINE_Backup)を生成するために行う。
- 新機種でLINEを起動し、トーク履歴をインポートする。
注意事項
- バックアップをとったデータ(.zip)のファイル名を変更しない。
- おそらくファイル名にトーク識別IDが含まれているため、変更すると復元できなくなる。
- 新機種でLINEにログインをすると旧機種のLINEデータは消去される。
- おそらくセキュリティのため
- 新機種でLINEにログインする前にすべてバックアップすること。後で・・・はできない!
他の手順
参考URLでは、PC経由で行っていたが他の方法もある。 PCを使用する理由は、データを旧機種から新機種へ移すために使用しているだけ。 加工はしていない。そのため任意のストレージを使用することでトーク履歴を復元可能。
下記のアプリでも可能。
GMAILはメールの最大送信・受信サイズを超えると失敗する可能性がある。
GMAILを使った復元方法
旧機種での作業
- 参考URLでバックアップ後に表示されるメッセージ(メール送信しますか?)で「はい」を選択。
- GMAILを選択。
- 宛先(To)を自分自身のメールアドレスに設定し送信。
1-3について復元したいトーク履歴について全て行う。
新機種での作業
- GMAILにログイン
- 受信メール欄に旧機種で行ったメールを選択 5-1. 添付ファイルを選択 5-2. 保存を選択
- 5.をインポートするトーク履歴の数だけ繰り返す。
- LINEを起動。新機種で任意のユーザーを選択し、トーク画面を起動しと同様にトーク履歴をバックアップする
- 「FileCommander」を起動。(Xperia だと導入時にすでにインストールされている) 6-1. Downloadsフォルダへ移動 6-2. フォルダ内にあるzipファイルをすべて LINE_Backupフォルダに移動する。
- LINEを起動。 トーク履歴を復元したいユーザーを選択し、トーク履歴をインポートする。
- トーク履歴の数だけ繰り返す。
参考URL
【感想】世界のエリートはなぜ「この基本」を大事にするのか?
読書経緯
昔買って積読状態だった。整理してたら出てきたのでこの機会に読んでみた。
読書期間
2日
紹介
ビジネスマンにとって必要な「基本(=できるビジネスマンの共通点)」を著者の経験談を交えながら伝えている。
自分の仕事の仕方や姿勢を点検するのにいい機会かもしれない。
業種を問わず新社会人に読んでもらいたい書籍だと思う。
私はエンジニアだが読んでよかったと思う。
記載されている「基本」は当たり前のことであり
できていなければ実践したい内容だと思う。
で、その基本って?
自分の観点からは下記の3点だと思った。
1. 手書きによる思考整理術
→ 自分ノート
→ 要点は3つにまとめる。
→ 1メッセージ+1チャート
→ 読んだら3倍考える
2. 仕事への姿勢、取り組み方
→ 朝食は会社で食べない。
→ 朝に考える仕事をおく。
→ ホウレンソウ(+仮説+根拠)
3. 一生自己研鑽
特に「1」の中で自分ノートを作る重要性を知った。
自身の人生プランでやっておきたいことがあっても
日々の仕事などに忙殺されてしまい結局はできずじまい・・。
よくある話だろう。
「33歳からのルール」にも書いてあったが
「優先ではない重要事項をいかに消化していくか?」が重要だと思う。
簡単に言うとサッカー日本代表の本田選手が幼少からずっと書き続けていたらしい「サッカーノート」のようなものかもしれない。
自身の夢を実現するためにも自分ノートを作ろう。
参考URL